鏡の国の外科室

ポケモンとかFE

【トリックホリック使用構築②】プテラ始動イーブイバトン【最高・最終1671】

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1.はじめに

 皆さんトリックホリックお疲れ様でした(2回目)。

 この記事ではサブROM(TN:Speculum)の構築を紹介しようと思う。そこまでレートが高くない上にかなり長い記事なので適当に読み流してほしい。

 例によって無断リンクなので何かあればご連絡を。

 詳細は@eru_kyokaまで。

残りは「続きを読む」から。

 

 

2.構築の出発点

 この大会の出場可能ポケモンを見たとき、多くの方は(おそらくLet's Go の販促で)イーブイが突っ込まれていることに気がついたと思う。

 加えて起点作り役のAペルシアンムウマ、ヨノワールetc.

バトン先のエーフィ、シンボラーゴロンダワルビアルガオガエン

一見してイーブイバトンを組むことは容易であるように見える。

 しかし同時に強力なメタカードが存在することにも気づいたであろう。マーシャドーメタモンドヒドイデなどである。

 特にマーシャドーシャドースチールで苦労して発動させた能力上昇をすべて奪ってくるためイーブイ含む積みポケモンの天敵といえる。

 しかし既にイーブイがレートでも過去のものとなっていることも相まってこれらの要素によりイーブイはあまり考慮されないのではないかと自分は考え(実際合計90戦して一度も見なかった)、当時イーブイを少し触っていたこともありこの環境でイーブイを通せないものかと考察を始めた。

 詳細は個別に記すので、まずはPTを見ていただきたい。

 

3.個別紹介

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①プテラ(プトテイラ)@イアのみ

緊張感

陽気HS
・ステロ
・ちょうはつ
・がんぷう
リフレクター

 今回イーブイを通すための起点作りに求められるのは以下の要素である。

☆①ステルスロックorまきびし、あるいは攻撃技によりマーシャドーの襷をつぶすこと

☆②リフレクターないしA下降技でギルガルドの聖剣の威力を削ぐこと

 ③高いSか悪戯心などによる行動保証

 ④挑発

 ⑤追い風、岩石封じ、またはトリルなどのS操作

 ⑥自主退場手段

 通常のイーブイバトンであれば①はいらないが、マーシャドーへのメタのために今回は必須。当然1匹のポケモンに全てを求めることはできないので、起点作り要員はそれぞれ要素を分散させて持たせている(とはいえ多くの試合でプテラを選出した)。

 これらの要素(特に①②)を満たすポケモンを考えるためいろいろなサイトを眺めていたとき、プテラが①~⑤の条件を満たしうることに気づいた(このルールでS130は種族値としては最高)。挑発・ステロを覚えること、マーシャドーの上から岩石封じを押せること、そしてリフレクターも使えることから今回の軸になった。

 イアのみは行動回数を増やすために採用した。マーシャドーインファイトを耐えつつも確実に実を食べてかげうち圏外に逃げることを考えていたがマーシャドーは冷凍パンチかがんせきふうじしか打ってこなかった。さらに壁を貼ったせいで退場しづらくなったり挑発や壁のターン調整を許したりとアンチシナジーであるように感じた。単純に襷などもありだったかもしれない。

 プテラのリフレクターはVC限定であるためこのために3DS内で埃をかぶっていた青を引っ張り出してきた。

 

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②Aガラガラ(クロタルス)@バンジのみ


避雷針
慎重 167(252)-100(0)-130(0)-*-124(108)-84(148)
・鬼火
ステルスロック
・呪い
・がんせきふうじ

【調整意図】

・無振りギルガルドシャドーボール確定耐え(だった気がする…)

 一番選出回数が少なかったポケモンプテラ始動を考えたとき先発デンジュモクで崩壊することに気づき、後のグライオン共々先発デンジュモクを牽制するため採用した。今回の起点作り役の中だと唯一自主退場手段を持っていたので使いどころを誤らなければ悪くないポケモンであった。

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③グライオン(ナリサ)@襷

怪力バサミ
陽気AS
地震
・挑発
ステルスロック
・岩石封じ

 途中から選出回数が大幅に増えたポケモン。前述の通りデンジュモクの牽制役として採用したうえ、唯一A下降の手段を持たせていなかったため、あまり選出する気はなかった。しかし潜っている途中でロトムのボルチェン展開を許さず起点を作れることに気づき、加えて襷による行動保証も相まって終盤はよく選出していた。

 

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イーブイ(エボルト)@イーブイZ

適応力(妥協)

 

臆病 151(164)-*-71(4)-76(84)-88(20)-115(236)
・みがわり
・とっておき
・バトンタッチ
・アシストパワー

pokeroller.blog.fc2.com

(調整は↑のものをそのまま使わせていただきました)

 絶対選出枠。有名なHBドヒドイデをアシパで飛ばせる型。実際アシパを耐えられたことはなかったのでそういった意味での問題はなかった。ブーストさえ決まればマーシャドーもアシパで飛ばすことができたが、マーシャドーイーブイで抜くにはS2段階ダウンが必須なのでマーシャドーが前に出てこられると厳しい部分があった。

 みがわりは相手のZや変化技をすかせるため、安全なバトンタッチの助けとなってくれた。

 特性は妥協の産物。当然情報の増えるきけんよちの方がいい。

 

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⑤エーフィ(キルバス)@マゴのみ


マジックミラー

 

臆病 171(244)-*-110(236)-150(0)-115(0)-147(28)
あさのひざし
・瞑想
マジカルシャイン
・アシストパワー

(こちらも上記の記事をそのまま使わせていただきました)

【Boss Rush使用構築】イーブイバトン - ごろごろポケモン。

 かなり選出が少なかったポケモン。環境に悪タイプが蔓延っておりマジシャで相手できないガオガエンキリキザンなどを考慮するとなかなか通せなかったというのが正直なところ。レートでよく吹き飛ばしてくるカバルドンが不在でほかに吠えてくるポケモンがほぼいなかったのもそれに拍車をかけた。

 

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⑥ゴロンダ(なまちゃ)@ロゼルのみ


型破り

陽気 191(164)-144(0)-110(92)-*-91(0)-121(252)
・つけあがる
ドレインパンチ
・ビルドアップ
・みがわり

【調整意図】

・特化ミミッキュのじゃれつく+かげうちをロゼル込みで確定耐え

・スカーフテテフ抜き(流用の名残)

 

 最メジャーのエーフィに加える形で起用した第二のバトン先。当初は呪いミミッキュ対策になるシンボラーを採用するつもりであったが、試運転の際エーフィ共々ガオガエンDDラリアットに為す術なくやられたこともあり、ゴロンダを採用することとした。強制交代技最大手のカバルドンがいないこともありゴロンダは通しやすかったように思える。前述の通りエーフィの通りが悪かったため圧倒的にゴロンダの選出率の方が高かった。

 ドレインパンチは高速回復技を持たないゴロンダにとっては頼もしい技だった。だいたいつけあがってれば終わるのでそんなに使わなかったけど。

 同じく「つけあがる」持ちのガオガエンワルビアルを採用しなかったのは型破りによる対ミミッキュ性能を重視したのと格闘技による悪タイプへの打点を無理なく採用するため。

 

4.おわりに

 リフレクタープテラを発見したときには自分を天才だと思ったものだが、イーブイバトンの使用歴が浅いこと、PT構築の粗などでレートを伸ばしきれなかった。プレイングは実際この大会で向上したように思えるし、こちらもこちらで悔いの残る結果となった。

(追記)

 こちらにも最終レートその他を加筆した。最終順位は543位であったがタイトルに載せるほどの順位ではないのでここでこっそり記録しておく。