【トリックホリック使用構築①】最終36位ミミマシャグッドスタッフ【最高1810】
1.はじめに
皆さんトリックホリックお疲れ様でした。
今回は考察モチベが高かったので2ROMで参加。
ここでは自分のメインROMでの構築(TN:きょうか)を紹介する。
無断リンクなので問題があればお知らせを。
詳細は@eru_kyokaまで
残りは「続きを読む」から。
2.構築の経緯
レギュレーション発表時からミミッキュとマーシャドーは猛威を振るうであろうことは誰もが予想していたと思う。それゆえこの大会ではこの2匹を使うことは初めから決めていた(ちょうど未受取のマーシャドーがいたことも大きかった)。
次にこの2匹を採用するなら対面構築に近い形になると考え、その手の構築に多く採用される腕白ランドロスに似せた腕白HBガオガエンを採用した。
またミミマシャの対策枠も当然ながら用意しなければならないので汎用性の高い受けが可能なドヒドイデ、さらに相手のドヒドイデを起点にして崩せるようHSみがわりデンジュモクを投入した。
最後に地面や水・電気の一貫切りと催眠対策を兼ねてラムサザンドラを入れて完成とした。
3.個別紹介
①ミミッキュ(マサト)@ミミッキュZ
化けの皮
陽気AS
・じゃれつく
・かげうち
・シャドークロー
構築の出発点その1。相手のASミミッキュに負けたくなかったため最速で使用した。思ったよりは選出できなかったが出たときにはその性能を十全に発揮させられたと思う。
ルール上鋼タイプがキリキザンとギルガルドとクチートしかおらず、ミミッキュZが通しやすいのではないかと思いミミッキュZにしたもののゴーストZを打ちたい場面も少なからずあった。
②マーシャドー(Marshadow)@気合いの襷
テクニシャン
陽気AS
・かげうち
・冷凍パンチ
構築の出発点その2。がんせきふうじを採用した個体が多く見られたがグライオンに対する打点を持てる点で冷凍パンチは有用だと感じた。ただし確1は取れないのでシャドースチール連打で冷凍パンチを隠しつつ圏内に入ったタイミングで打つようにしていた。
行動保証の襷は言わずもがな有用であるが、襷をつぶされた状態でも終盤疲弊した敵をS125とかげうちで縛れる場面が多く、必ずしも襷を温存する必要はないと感じた。
③ガオガエン(はんけい85)@バンジのみ
威嚇
腕白HB
・ローキック
・とんぼがえり
・どくどく
疑似ランドロスとして採用したクッション役。ただ今回は強力なマンダやギャラのような積みアタッカーがいなかったため毒はあまり打つ機会がなかった(ガルドのキンシ避けくらい)。やはり蜻蛉による対面操作は強く、ミミッキュに対して簡単に後出しできるのが便利だった。
④ドヒドイデ(HitodeHitIer)@マゴのみ
再生力
穏やか 157(252)-*-187(116)-73(0)-198(140)-55(0)
・ねっとう
・どくびし
pythapoke.hatenablog.com(調整は↑のものをそのまま使わせてもらいました)
この大会では死ぬほどみたヒトデ。どくびしが非常に便利で、ミラーでお互い有効打を欠いている隙にどくびしを撒く動きをよくした。裏のマーシャドーなどにターン消費なしで毒を入れることで再生連打でマーシャドーを落とすことが可能でこのパターンに持ち込んで勝つことが多々あった。
加えて相手のどくびしを回収できるのも強みで、毒を入れてもいいポケモンorサザンドラに交代→ドヒドバックでデンジュモクなどに毒が入るのを回避できた。
自分がサブでイーブイバトンを回していたこともありそれに絶対負けないようイーブイのアシパを耐える個体を使用した(一度も当たらなかったが)。Dに回しても本命のミミッキュやマーシャドーへの役割遂行に支障はなかったのでこの型で問題なかったと思っている。
また、ドヒドイデミラーが多発したにもかかわらず再生以外のPPを増やしていないせいで自信を持ってPP勝負に持ち込めなかったのは大きな反省点で、必要とあらばPPを増やしているというブラフをかけなければならなかった。
⑤デンジュモク(せんこう)@デンキZ
ビーストブースト
控えめ 187(228)-*-95(20)-220(52)-96(36)-125(172)
・目覚めるパワー(氷)
・ほたるび
・みがわり
(調整は↑のものをそのまま使わせていただきました)
ドヒドイデの熱湯を身代わりが耐えてそのまま起点にする型。ただドヒドイデサイドも簡単に通してくれるわけでもなく(特に終盤)Aガラガラやミミッキュでストップしてくることが多く、なかなか思い通りには動かせなかった。
デンキZは不一致でもなかなかの火力を出してくれるので特にデンジュモクミラーで打つ機会が多かった。後続の先制技や次の10万の圏内に入れてくれたので重宝した。
今回のグライオンは耐久厚めでSに振った個体があまりいなかったこともあり、グライを多少の削りorブースト込みで上からめざ氷で飛ばした試合も何度かあった。
⑥サザンドラ(ガーゴ)@ラムのみ
ふゆう
無邪気 179(92)-126(4)-110(0)-175(236)-99(4)-154(172)
・がんせきふうじ
【調整】
・準速ウルガモス抜き抜き
催眠対策かつ便利なサイクル要員。トップメタのミミマシャに勝てないうえ催眠主軸になりがち(45戦という限られた対戦数では60%の確率が収束しない可能性がある)なダークライは環境に殆どいないと思ってはいたものの、実際対面して負けるのは嫌だったため一応対策枠としていた。
最速ウルガモスなんていないだろうと思っていたがスカーフ持ちなどにはやはり勝てず、中途半端にSを伸ばした結果最速ミミッキュを抜けず、諸刃を打つ機会もあまりなく、粗の塊のようなポケモンだった。一方で(数少ないものの)対ダークライの役割は果たしてくれたうえギルガルドに有利であったところなどもあり不要な枠では決してなかったと思う。
また、りゅうせいぐんは昨今必要性が疑われている技だが、このルールではフェアリーが殆どミミッキュ1匹だったため高火力の圧をかけていけるこの技は十分活躍したと思う。
4.おわりに
楽に勝てた試合はレートが上がっていくにつれて少なくなったものの、面白いように勝てたのでどんどん対戦数を積み重ねていった。上限ギリギリの44戦にして1800を達成したが、最後欲を出して潜ったあげく負けてしまい、最終的に35勝10敗で1800を切って終わってしまったのがかなり悔しいところであった。
強いポケモンを使えばレートが上がるのは当然のことであるのかもしれないが、こうした大会で一時的にでも1800を達成できたのはとても嬉しいことであった。今後こうした大会に参加するかどうかはわからないが、その場合もできるだけ良い結果を残したい。
(追記)
ランキングが発表されたので最終レート・順位を加筆した。